ずっと、好きだったんだぜ(斉藤和義)

昨日、お仕事で疲れることがあり、上を向いて歩いて、帰宅しました。すると、妻が「これ知ってる?」とパソコンのYOUTUBEを指差しながら言ってきました。みると、斉藤和義が「ずっと好きだった」の替歌で、反原発歌を歌っていました。まさかだったが、本人しか思えず、歌詞も過激で「好き」を「ウソ」といいかえているとおもいきや、曲の終わり頃には「クソ」と言ってしまっているメッセージ性。「ほうれん草、食いてぇなぁ」という歌詞。livedoor newsを見ると、ビクターが「プライベートな映像が流れ、本人とも困惑しており、削除しております」声明を出したという記事がアップされていました。えぇ〜、本人なんだぁ。。。

そして、今日の20:00、斉藤ライブがUSTREAMで流れるのを知って、気になってみていました。懐かしのレノンを歌ったりして、ドラムとも会話したりして普通に流していました。そして、最後の方で「ずっと好きだった」を歌詞名も言わず、歌い始めました。

「ずっと好きだった」は「同窓会」の主題歌。好きな歌で、練習もしていました。一緒に気持ちよく歌っていると、曲も終わりかけていた頃、昨日の過激な歌を歌いはじめました!えぇ!本当!?途中、サーバーの過負荷で映像が切れることがありましたが、その後、本人が「何、とめられちゃったの?」「動く?じゃ、いきます」。えぇ!また歌うの!確信犯!さすがにやばいんじゃないの!。そして、また最初から歌い始め、時折のカメラ目線の中、最後まで歌いきりました。T電とモザイクをかけながら。同時試聴は、3万3千弱。そして、21:21、次の曲の途中にストリームが突然きれました。各方面の政治力なのか、斉藤和義(or USTREAM)の演出なのか、それとも単なる放送時間切れ? それとも、USTREAMのディレクターが収録室の扉に誰も入ってこれないバリケードをつくって守ったぎりぎりの放送枠なのか、ともあれ、意思をもった無骨な男(たち)を見たような気がしました。

国民の電力ライフラインと成長を守るという10の特殊法人の責務。急激なPCとACの波及による社会需要の右肩上がりに今の日本をつくらざるを得なかったかもしれませんが、それは別として、久しぶりにセンセーショナルな動きをみたと思います。アーティストというのはメッセージ力が凄いと改めて感じた。来週、30人規模のライブを無料(募金箱設置)でやるらしい。男は上ではなく、正面を見て歩かなければならない。